コーティング
塗膜の強いセルロースセメント
セルロースセメントによるハンドメイドルアーのコーティング方法を解説します。
セルロースセメントは扱いやすく、乾くと強い塗膜になるため、ルアーメイキングを始めたばかりの方におすすめのコーティング剤です。

セルロースセメントによるコーティング
湿気が少なく換気のできる場所で
セルロースセメントは湿気があると硬化したときに白濁してしまうことがあるので、できるだけ乾燥した場所で使います。
揮発するときに石油系溶剤特有の強い臭いがしますので、換気扇の付いている場所か屋外で行いましょう。
湿気が少なく換気のできる場所で
コーティングするルアーを引っかけて乾燥させるためのハンガーを、ゼムクリップを広げて作成します。
針金を曲げて作ってもOKです。
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換気のできる場所で

ゼムクリップを曲げてコーティング用ハンガーを作成
どぶ漬けはゆっくりと
セルロースセメントによるコーティングは、基本的に「どぶ漬け」と呼ばれる手法で行います。
容器に入ったセルロースセメントに、ルアーの全身を漬けます。
漬けるときと引き抜くときの動作は、秒速1センチくらいの速さでゆっくりと行います。(例えば5センチのルアーなら1個当たり漬けるのに5秒、引き抜くのに5秒かけます)
ゆっくり行うことで、気泡の発生を防ぎ、液だれも少なくコーティング剤の無駄を減らせます。

ゆっくりとどぶ漬け
ハンガーに吊るして乾燥
どぶ漬けしたルアーは、乾燥用のラックなどにかけて乾燥させます。
この時に、ルアーの下の方にコーティング剤が垂れてくるので、綿棒を使って取り除いておきます。
2時間程度乾燥させたら、次のコーティングを施します。
コーティングの間を何日も開けてしまうと、表面がひび割れてしまうことがあるので、長くても放置するのは1日までにしましょう。

液だれを綿棒で取り除く
上下を入れ替えて繰り返しコーティング
セルロースセメントは塗膜が薄いため、コーティングは最低でも15回?20回程度は必要です。
重力によってコーティングの厚みが偏ってしまうので、毎回ルアーの上下を入れ替えて行います。(はじめ頭を上にしてコーティングしたら、2回目は頭を下にしてコーティングする)
アイの部分がバリで固まるので、カッターナイフなどで取り除いてからハンガーを入れ替えます。

毎回上下を入れ替えてコーティングする
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