転写シールでルアーに模様をつける方法【エアブラシいらずのカラーリング】

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エアブラシを使わずにルアーに模様を付けたい。

そんな場合に便利なのが転写シールです。

エアブラシでは表現できない複雑な模様や文字もプリンターで手軽に印刷できます。

同じやり方でルアーにネームを入れることも可能です。ハンドメイドルアーにネームを入れる一番簡単な方法【転写シール】も合わせてご覧ください。

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家電ショップで手に入る転写シール

転写シールは家電量販店のプリンター用紙コーナーで扱っています。

「タトゥーシール」という名称で売られていることが多いです。

ワールドカップの時に顔に国旗のペインティングをする際に使われているあれですね。

シールは1セットが印刷用と粘着用の2枚に分かれています。

転写シール(タトゥーシール)

転写シール(タトゥーシール)

家庭用プリンターで手軽にプリント

どんな模様をプリントするか。

今回はエクセルを使い、こいのぼり柄を描いてみました。模様データの作り方は以下記事をご覧ください。

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これを家庭用プリンターで印刷します。

プリンターの設定は、転写シールに記載に従ってください。

印刷用のシートに模様をプリントしたら、粘着用の透明なシートを印刷面に貼りつけます。

プリントした側が粘着面となり、貼り付けた際には左右が反転するため、文字や記号を印刷する場合には鏡像にする必要があります。

転写シールに絵柄をプリントする

使用するプリンターは一般的なインクジェットプリンターで問題ありません。私はCanonのPIXUSシリーズのものを使っています。

ルアーに貼りつける

プリントしたシール印刷面の透明フィルムをはがし…、

粘着面をルアーに貼りつけます。

プリントした側が粘着面となります。

粘着面の透明フィルムをはがす

ルアーに転写シールを貼りつける

シールを水で湿らせて密着させる

貼りつけたシールを水で湿らせます。

濡らしたティッシュを押し付けながらシールをボディになじませるようにすると綺麗に貼れます。

十分に湿らせたら、シールの台紙をずらしていくと、模様だけがボディに転写されます。

濡らしたティッシュでシールの裏面を湿らせる

台紙を静かにずらすと模様が転写される

台紙をはがすと…

台紙をうまくはがすと、こんな感じになります。

このルアーはボディが丸みを帯びているので、曲面になじませるのが難しかったですが、細身のミノーなどであれば、もっと綺麗に転写できると思います。

出来上がり

背中側も貼る

背中側は、写真のように細いシールを作成します。

あまり幅広く作ると、しわが寄りやすくなってしまうので注意が必要です。

背中に貼る細いシール

左が貼る前、右が背中もシールを貼った状態

下地が見える透明タイプ

オリジナルのイラストや文字、写真などをプリントして貼りつけると、個性的なルアーを作ることができると思います。

ただし、「透明タイプ」の転写シールでは、模様の入っていない部分や白抜きの部分はボディの地色が透けて見えます。

今回使ったのは白い軽量粘土で作ったルアーなので模様が綺麗に映えましたが、ウッドやバルサボディの場合は、模様の下にうっすらと木目が見えてしまうと思います。

その場合にはボディを白く塗るか、「白地タイプ」の転写シールを使うことで対処します。

メーカーによる違い

転写シールはいくつかのメーカーが出しています。

代表的なのがエレコムとエーワン。

両方とも試してみましたが、貼った時の質感に違いがありました。

エレコムのものの方が若干値段が高いですが、模様が綺麗に出ます。

エーワンのものは写真にあるように、うっすらと細かい網目模様が出てしまいます。

質感は貼る素材によっても違うと思うので、エーワンのものがダメというわけではありませんが、少なくとも軽量粘土に貼るのはエレコムのものの方が向いているようです。

上がエレコム、下がエーワン

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