リアル系ルアーに欠かせないウロコ模様
魚の美しいウロコ模様。
ルアー作りではアルミホイルやアルミテープを使うのがベーシックなやり方ですね。
ただ、アルミにウロコ模様を付ける方法については十人十色です。
多くの人がやっているのが、ヤスリに押し付けるという方法。ただこの方法は、薄いアルミホイルには向いていますが、アルミテープは厚みがあって堅いので、くっきりとした模様を付けるのが難しいです。
このページでは、アルミテープに向いているウロコ模様の付け方を4パターン紹介します。
いろいろ試して、自分に合った方法を見つけてください。
長ネジ(寸切りボルト)を使う
私がもっとも気に入っていて多く使うのがこの方法。「綺麗に」「素早く」「簡単に」といいことづくめの方法です。
やり方は、アルミテープの上で長ネジを転がし、線をクロスさせるように角度を付けてもう一度転がすだけ。アルミに押しつけるときに少し力が必要ですが、慣れれば均一な大きさのウロコ模様を一気に付けることができます。
ネジの太さを変えることで、色々な大きさのウロコ模様を付けることができます。
長ネジは、頭の部分が付いていないボルトです。ホームセンターのネジコーナーで150円〜200円ほどで手に入ります。
種類が色々あるので、気に入ったものを探してみましょう。
太さが違うものをいくつか用意して、ルアーの大きさによって使い分けるのがおすすめです。
ピンバイスの柄を使う
使っているピンバイスの絵の部分がちょうど細かい鱗模様のようになっていたので、長ネジと同じように使って鱗模様をつけてみました。
定規と千枚通しで描く
描きたい大きさのウロコに合った長ネジが見つからない時には、千枚通しと定規を使って手描きします。
手間はかかりますが、こちらも綺麗に仕上がります。
長ネジを転がす方法のように均一な大きさにするというわけにはいきませんが、手描きと言う自由度の高さを活かし、ルアーのしっぽの方に向かってウロコを徐々に小さくしていくというようなことも可能です。
ナイフで描く
曲がっていたり、波打っていたりと、形が特殊なルアーには、ボディに貼り付けたアルミにナイフを押し付けて描く方法が向いています。
アルミを貼り付けたボディにある程度の強度が無いと、力を入れた時にルアーを折ってしまう恐れがあります。バルサ材を使ったルアーで行なう際には、下地コーティングを5〜6回行なってからがいいです。
こちらも千枚通しで描く方法と同じく自由度が高いので、部位に合わせてウロコ模様に変化をつけることができます。
彫刻刀で描く
アロワナのような特殊なウロコ模様を付けるなら、丸刃の彫刻刀を使って描く方法もあります。
この方法だと、まさにウロコを一つずつ描くことになるので、大きいルアーだとかなりの根気がいります。
側線を先に描いてから、線に沿って一列ずつ描くとうまくいきます。写真では平面で描いていますが、ボディに貼り付けてからの方がやりやすいです。
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