ルアーメイキングを体系的に学びたいという方もいらっしゃると思います。
ルアー作りというのはとてもマイナーな趣味です。
ルアーフィッシング全盛期には関連書籍が立て続けに出版されていましたが、近年ではほとんど見かけません。
当サイトのようにルアーの自作方法を発信しているサイトは多数あるので、基本的な作り方を把握するのは苦労しないでしょう。
ですが、プロ級のクオリティを出すのなら、書籍のようにまとまった情報で体系的に学ぶのが一番です。
ここでは、私がルアーメイキングを学ぶ上で非常に勉強になった本をご紹介します。絶版となっており中古でしか手に入らないものもありますが、参考になれば幸いです。
ルアーの作り方
ルアーの作り方を解説した本は近年発行されておらず、どれも中古でしか手に入りません。さらに、中古品はAmazonなどではプレミアがついて高額になっています。
古本屋で見かけることもあるので、見つけたら迷わず買いましょう。今後電子版として復刻されることに期待ですね。
ハンドメイド・ルアーワークス
おすすめのルアーメイキング本を一冊選ぶとすれば、間違いなくこの本です。
ルアービルダー10人の製作手法を紹介しています。
大判ハードカバー・全ページカラーで、ルアー製作の工程を「これでもか」というほど丁寧に解説されています。木材を切る、削る、カラーリング、コーティングなど、全ての工程を余すことなく紹介しています。マニュアルと呼んでもいいくらいにまとまっています。
20年以上前に出版された本ですが、これを超える本はなかなかないはずです。
私のルアーメイキングも、この本から大きく影響を受けています。
こちらは電子版が出ていないので、中古品を探すしか手に入れる方法はありません。ちなみに、Amazonでは1万円以上しますが手に入ります。
どんどん釣れる手作りルアー
ピーナッツの殻やプラスチックスプーン、接着剤のケースなど、ガラクタと呼べるようなものを使ってルアーを作る方法を紹介しています。
こんなものでもルアーを作れるのかと、ルアー作りに対するハードルを下げてくれる良書です。
私はこの本には図書館で出会い、何度も借りて読み込みました。数年前に古本屋で見かけたのですが、なぜかその時に買わず、今とても後悔しています。
こちらも20年以上前に出版された本で、プレミアがついて中古品はAmazonで1万円程度になってしまっています。
ルアー分析
市販のルアーの解説本は、ルアー製作のインスピレーションを得るのに最適です。
ルアーを分解して内部の構造を見るなど、自分ではなかなかできないことをやってくれている本もあります。
ルアーの作り方を解説した本ではありませんが、ルアーの構造を理解する助けになります。
ラパラ解体新書
ご存知、ラパラがなぜ釣れるのか?という秘密に迫った本です。
大量生産のルアーながら、出荷する全てのルアーをスイムテストし、職人の手によって一つひとつがチューニングされるなど、ハンドメイドルアーのようなこだわりで作られたルアーであることがわかります。
ラパラを縦に割って内部構造の詳しい分析もなされており、ルアーを自作するときのヒントがたくさん詰まっています。
奥深きルアー復刻
1890年代から1930年代のアメリカンルアーの文献やカタログをもとに、筆者自身がハンドメイドで復刻させたルアーの解説本です。2,000個も自作しているということに驚きです。
アメリカンルアーの歴史やルアーが製作された時代の背景、なぜアメリカでウッド製のプラグタイプのルアーが進化してきたのかなども合わせて深く知れる内容になっています。
魚の生態
魚の行動習性を利用する 釣り入門
ルアーを作る上で知っておいた方が良いのが魚の生態です。
魚はルアーの色や形を判別できるのか、どんな音や匂いを好むのかなど、ルアー作りに活かせる情報が満載です。
ターゲットフィッシュのことはもちろん、ルアーのモデルとなるベイトフィッシュについても知ることで、ルアー作りにより深みが出るでしょう。
ハンドメイド本
100円グッズでスイーツデコ
ルアーメイキングに活かせるのは、釣り関連の本だけではありません。スイーツデコやプラモデルなど、ハンドメイド系の解説本でも応用できるテクニックが数多く見つかります。
当サイトで紹介している粘土ルアーの製作方法は、おゆまるで型を取ったり絵の具で着色したりと、スイーツデコのテクニックを応用しています。
まとめ
ルアーメイキングを直接的に学べる書籍は中古でしか手に入らないものばかりです。
代わりにネットで知れる情報も多いので、最初の一個はそうしたサイトで学ぶのも良いでしょう。
ルアーメイキングの勉強になるサイトの記事にまとめていますので、こちらも合わせてご覧ください。
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