軽量粘土で作る食パン型ポッパー【スイーツデコ風】

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かわいいルアーを作りたい
魚以外のモチーフでルアーを作りたい

そんな方向けに、食パンをモチーフにしたルアーの作り方をご紹介します。

フェイクフードやスイーツデコの作り方は、ルアーメイキングに活かせるテクニックがたくさんあります。今回はそのテクニックを一部利用して作ってみました。

パンで寄せたコイを釣るパンプカと呼ばれる釣法があるそうですが、これに使える食パンを模したルアーを作ります。

ポッパータイプにして、音とビジュアルで誘えるよう設計しました。

この記事は、軽量粘土でルアーを作る方法【バルサ並の浮力・加工も簡単】の応用篇です。詳しい作り方はこちらをご覧ください。

軽量粘土ルアーの記事は他にペレットルアーの作り方【レギュレーションに合わせてアレンジ可能】もありますので合わせてご覧ください。

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本物の食パンをモデルに作成

製作にあたって、食パンを引っ張り出してきてよく観察してみました。

ちょうど耳の角の部分がルアーのデザインに活かせそうなので、ここを参考にします。

参考にした食パンの耳の部分です。この角の部分を粘土で再現します
軽量粘土で作った食パンポッパー

材料・道具をそろえる

使う道具と材料は以下の通りです。

【道具】

  • 切り出しナイフ
  • プライヤー
  • ポンチ

【材料】

  • 軽量粘土
  • おゆまる
  • 水彩絵の具
  • ステンレス針金(太さ0.9ミリ)
  • 中通しオモリ(丸型0.2号)
  • 目玉シール
  • 木材
  • ネームシール

食パンルアー作りに使う材料※ペレットルアーに使うものと同じです。

おゆまるで食パン型の型を作る

フリーハンドでもいいのですが、あとで同じものを簡単に作れるよう、少し面倒ですがアガチス材でマスターボディを作り、おゆまるで型を作ります。

ペレットルアーやクランクベイトと作り方は同じなので、ここでは省略します。詳しくは下記をご覧ください。

軽量粘土でルアーを作る方法【バルサ並の浮力・加工も簡単】

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フレームを作る

ラインアイ、フックアイを成形し、ウエイトを組込み、フレームを作ります。
写真のように、板と釘でフレーム用のテンプレートを作っておくと便利です。

食パンルアーのフレーム

食パンルアーのフレームテンプレート

粘土にフレームを組み込んで型取り

おゆまるで作った型に粘土を詰め、フレームを組み込んでルアーの形に成形します。

四角い形をしているので、角の部分が型にくっついてしまいやすいので、粘土を詰める前の型にしっかりとオイルを塗っておきます。

そっと型から取り出したら、2日間かけて乾燥させます。

十分な乾燥時間を設けないと、コーティングしたあとでボディがぶよぶよになって悲惨です。

ここは我慢して、フレームなどのパーツを作ったり、他のルアーを製作する時間に当てましょう。
しっかり乾燥させたら、サンディングして形を整えます。

型に粘土を詰め、フレームを組み込む

そっと型から取り出す

2日間かけて乾燥させる

水彩絵の具で色付け

パンの耳の焼き色は、水彩絵の具で色付けします。

茶色と黄土色の絵の具を2:1の割合で混ぜ、濡らして軽く絞ったスポンジに含ませます。

ルアーの背の部分に、軽く叩くようにして塗っていきます。適度にムラがある方がよりリアルに仕上がります。

茶色と黄土色の水彩絵の具を2:1の割合で混ぜ、濡らして軽く絞ったスポンジに含ませる

ポンポンとはたくようにして色を乗せる

目玉用の穴を開ける

食パンに目玉は無いですが、あった方がルアーとして愛着が持てるので、取り付けることにしました。

目玉を取り付ける場所にポンチで穴を開け、ナイフでくりぬきます。

目玉を入れる穴を開ける

目玉自体を自作したい方は以下記事をご覧ください。

ルアーのアイ(目玉)もハンドメイドする【100均素材のみで作れる】

コーティングして目玉を取り付けたら完成

絵の具がしっかり乾いたら、セルロースセメントでコーティングします。

粘土は強度が無いので、最低でも20回はコーティングを施します。

コーティングすることで表面がツルツルになり、食パンの質感からは離れてしまいますが、水中での見え方は食パンそのものです。

コーティングし目玉を取り付ければ完成です。

まとめ

コイ釣りを想定した食パン型ルアーの作り方をご紹介しました。

心配なのは強度です。実釣してみなければ何とも言えませんが、ボディがやわらかめなため、フレームが伸ばされてしまうと思われます。

改善案としては、フレームに使う針金をより太くし、フレーム自体を一直線になるような形にするのが良さそうです。また、フレームのつなぎ目を糸で補強すれば、大きなコイにも対応できるかもしれません。

今回作ったものは、普通のポッパーとして、管釣りトラウトやブルーギルなど、ライトな釣りで使うのであれば問題ないでしょう。

ルアーの着色などのアイデアを練るために、以下の本を参考にしました。

ルアーメイキング以外の情報も集めておくと表現の幅が広がります。

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